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コラム : 胆嚢疾患・胆嚢粘液嚢腫

院内の検査機器の紹介 超音波(エコー)検査

 




   超音波(エコー)検査では、高周波音波を利用して体の中を見ることができます。エコー検査では、肝臓、膀胱、脾臓、心臓の弁や動きなどの状態までリアルタイムで見ることができます。
 前回紹介したレントゲンとの違いは、レントゲンは体全体など広い範囲で診るのに対し、エコー検査は目的の範囲のみを細かく見ることができます。細かく見ることができるので、臓器の厚さ、形、腫瘍、石などの存在もわかります。

関連情報…わんちゃん、猫ちゃんの健康診断の詳しい内容 ~エコー検査



エコー検査で見つかりやすい病気


      (異常)              (正常)

胆泥症
  この病気は、本来さらさらだった胆汁が泥のようになる病気で、原因ははっきりとわかっていません
上の画像を見ると、左側の画像の白い靄が泥で、右側の画像は黒く泥がたまっていません
 胆嚢がある肝臓は、「沈黙の臓器」とも言われ症状がみられないことも多々あり、症状が出たころには死亡率が高くなったり手術になるかもしれません
 また、胆嚢の病気はレントゲン検査や血液検査では見つけることができないので、定期的に健康診断を受けてみることをお勧めします!
                                   スタッフより











わんちゃん、猫ちゃんの健康診断の詳しい内容 ~エコー検査





エコー検査

エコー検査とは、見たいところに超音波プローブをあてるだけで、
麻酔などはしなくても実施できるので負担が少なく済みます。
性格によって鎮静をかけることもあります

エコー検査で分かること
健康診断でのエコー検査では、胆嚢のみを見て異常が無いか確認しています(胆嚢の病気は末期になるまで血液検査で異常が見られません)
胆泥症、胆石症、胆嚢粘液嚢腫などの病気を見つけることができます。


 
                                   スタッフより

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